カマンベールチーズとは?
18世紀末、フランス、ノルマンディー地方カマンベール村の農婦マリー・アレルが、それまで発展段階にあったチーズの伝統的な作り方を確立し、フランスにカマンベールありと世界中に
知らしめたといわれています。また、かの有名なナポレオンも好んで食べたといわれ、
フランス人はマリー・アレルの名誉をたたえ彫像を建てたそうです。
そんなカマンベールチーズとは、白いカビに表面が覆われている軟質のチーズで、
このカビが表面に繁殖する事によって熟成します。内部はクリーミーなクリーム色で、
未熟なうちは中心に白い芯があり熟成するにつれて芯が消え、カットした後しばらく置くと
流れ出すほど柔らかくなり、コクのあるクリーミーな味わいになります。
チーズには顕著な香りは無く、あっさりした新鮮味があり、心地よいカビ臭もあります。
現在日本国内において、数多くの場所でカマンベールチーズが製造されていますが、
それぞれの製品に違いが見られます。その要因として、1つには原料となる生乳があげられます。
同じ牛から摂れた乳でも季節によって、味、臭い、成分が異なるため製品の風味、仕上がりに影響してきます。
それともう1つ、製造工程だと思います。
チーズの作り方に、こうしなければいけないという事は無く、つくり手が自分のスタイルを決めて製造しているのです。
|